2019年10月22日火曜日

奨学金を一括返済


奨学金を一括返済する


大学(短大)・専門学校へ進学した人で奨学金を利用する割合はどのくらいか知っていますか?

日本学生支援機構の貸与型奨学金は、学生の2.6人に1人の割合で利用しているといいます。
貸与型奨学金には二種類あり、『第一種奨学金(無利息)』『第二種奨学金(利息付)』です。
『第一種』の利用条件は、経済状況が厳しい家計で且つ成績もある程度良い必要があります。
『第二種』も家計や成績の条件はありますが、一種よりはゆるいです。なお、利息は年利3%を上限としていますが、実際は利率固定方式で0.2〜0.3%程度、利率見直し方式(5年毎)で0.01%のようです(在学中は利息無し)。
※利率は変わりますので必要な方は都度確認をお願いします。

奨学金の返済は大学(短大)・専門学校を卒業した(就職した)年の10月から開始します。
多くの人はこの奨学金の返済に苦労していることでしょう。月々の返済は1万円〜3万円程度でしょうか。

私も22歳から返済を開始し、毎月13,333円を返し続けています。第一種の為利息は発生しませんが、毎月のキャッシュ・フローとして必ずこの金額が出ていきます。生活が苦しいという程ではありませんが、毎月地味に辛いです。しかも終わりはまだ先なので永遠のように感じます。

15年返済……長い、長過ぎますね。

今回それを一括返済することにしました。
無利息なので一括返済する必要はないという意見もありますが、それはその人の環境や考え方によります。

私の場合は、毎月の収支のプラスを増やすためと、毎月感じるモヤモヤ解消のために行います。
住宅ローンもありますが、まだ返済二年目でローン控除もあるため繰上返済はまだ先の予定。住宅ローンの繰上原資は別途積立しているので問題なし。当面の投資資金も別途用意済み。
という訳で貯蓄は減りますが、支障ないと判断しました。
※一括返済の申請はスカラネットからできます。


奨学金の一括返済メリット

・毎月の可処分所得増加
・定額支出、借金削減による精神的負担解消
・第二種(利息付)を利用の場合は、総支払額の軽減
・家族がなってくれている連帯保証人終了
・給与所得減少時に備えられる


一括返済のデメリット

・手持ち資金の減少
上記からみて、十分資金があり、当面大きな買い物なども予定していないのであれば一括返済しない手はないですね。

今、奨学金の返済で困っている人が増加しています。退職リスクに備え、サラリーマンであればなるべく早く返すことも考えてみてはいかがですか?

ただし、繰上返済は金利が高いものを優先するのがセオリーです。他にローンがあるのであれば、どのローンを優先して繰上げるかは都度検討してください。


◇最後に……

奨学金もローンです。返済が遅延すると、いざ家を買いたい、車を買いたいという時に銀行でローンを組むことができなくなる可能性があります。奨学金の場合、延滞3ヶ月以上で個人信用情報に延滞情報が登録され、「経済的信用が低い」と判断される材料となります。
この情報は、奨学金完済後5年程度残りますので最大限の注意が必要です。なので返せないような事態が発生したらすぐに日本学生支援機構などの借入先に相談しましょう。



今月2019年10月28日(月)に私の奨学金がなくなります。これも不労所得生活へ向けた下準備の一つ。ああ、あと一週間が待ち遠しい〜。


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